
メインクーンをご存知でしょうか?
メインクーンは「世界一しっぽが長い猫」「世界一ヒゲの長い猫」としてギネスブックに登録された事のある猫です。
メインクーンは別名「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」の異名を持つ猫です。
イエネコの中で一番巨大な猫種とされます。
体長が100cmを超えるメインクーンはザラで、2010年には体長が123cmを超える5歳のメインクーンがギネス記録に「世界一巨大な猫」として登録されました。
このメインクーンはしっぽの長さだけで41.5cmもあったと言われています。
そんなメインクーンについて解説していきたいと思います。
メインクーンの性格や特徴について!
メインクーンはアメリカ原産の猫とされ、もともとアメリカにいた短毛種の猫とヨーロッパから長毛種の猫が交配して誕生した際に受け継がれています。
彼らはアメリカで最も長い歴史を持つ猫種の一つで、体のデザインや狩りの習性はよくアライグマに似ていると言われております。
水に強く、厚手のウールで重く、しっかりとしたフレームが特徴の大型猫です。
昔はネズミを取るために飼われていました。
そんなメイクーンの性格や特徴について解説していきたいと思います。
メインクーンの性格
メインクーンは明るく遊び心があり、愛情深い性格です。
人が好きなのですが、部屋の中にいても家族に近寄ってくることはあまりありません。
犬を含めた他のペットや子供とも仲良くなれますし、来客者にも快く接します。
猫のメインクーンは知性が高く、人間のすることに興味を持ち、かなり高い声で呼んだり、犬のように、しつけることができ、体の大きさの割に、子猫のようなしぐさをいつでも見せてくれます。
メインクーンの特徴
メインクーンは、しっかりと構築されたフレームに胸部の広い測定で優れた飾り気を持っており、長い胴体で、完全にオオヤマネコのような体の大きな猫です。
オス6-9キロ、メスは3-6キロくらいです。
ノルウェージャンフォレストキャットによく似ていると言われていますが、ノルウェージャンの横顔が直線的なのに対し、メインクーンの横顔は鼻すじは柔らかい曲線を描いています。
四角い顔だちに耳が尖っていることで、耳にはすべての毛が生えています。
頭から足先まで冬の寒さに耐えられるダブルコートの厚いカバーヘアに包まれ、長い間尾が豊富で、雪の中でも滑りにくく肉球の間に毛が生えやすくなっています。
メインクーンはギネスブックに「世界で最も長い尻尾を持つ猫」「世界で最も長いヒゲを持つ猫」として登録されています。
メインクーンの毛色
メインクーンには茶色や銀色のタビーが知られていますが、色によってはキャリコ(三毛の色)も存在します。
メインクーンの歴史
メインクーンは北米では非常に古い猫の一つですが、その由来には様々な意見があります。
メインクーンがアライグマと猫の交配であることは知られており、実際に生まれたのは最もユニークな意見です。
ありえない組み合わせですが、実際にはメインクーンの体の大きさと被毛の特徴である毛色から生まれた説のようです。
メインクーンはアメリカ・メイン州のシンボルである猫ですが、アライグマの仲間を意味するクーンと語呂になります。
北欧の猫がバイキングや交易ルートで北米に入り、先住猫と交配をして生まれたという説が最も現実的な意見だと言われています。
メインクーンに関しては、ノルウェージャンフォレストの猫との類似点が多く、あるからも、一番納得できる考えのようです。
1895年にアメリカで早くから人気のある猫種の登場でマディソン・スクエア・ガーデンのキャットショーで最高賞を獲得しました。
1900年代が始まってからペルシャに人気を取られました。
人の関心がメインクーンから離れたため、血統登録が減少しました。
しかし、1968年にメインクーンの繁殖と愛好家の人がメインクーンの専門クラブ「MCBFA」(メインクーンブリーダー愛好家シャーズ・アソシエイション)を設立すると、少しずつ注目度が回復していきました。
只今存続しているMCBFAでは、現在では200人以上の専門ブリーダー、キャッテリー、1200人以上のファン・シャーが参加する大きな会になっていました。
さらに1980年には、猫クラスとしてCFA他全ての血統登録団体であるTICAに登録されました。
メインクーンの飼い方
大きな体を持つメインクーンは、熟猫の体になるまでの4年間と言われています。
きちんとした体を作るためによく運動させ、バランスのとれた栄養を与えてあげましょう。
さらに、ラッター(ネズミ捕り)の仕事を与えられたメインクーンのハンター気質を満足させるための遊びをします。
メインクーンは寒い地域で長期に渡って生活した猫なので、防水のために毛を覆うように皮脂が回り、防寒対策は十分です。
毛の絡まりはあまりありませんが、少ないとはいえ皮脂で汚れやすいので、できれば週に2~3日は毎日のブラッシングを行いましょう。
高いところまで登っていくのが好きで活発ですが、いかんせん体が大きいので、キャットタワーは足元の安定したものを固定しましょう。
身体が大きいので広いスペースが必要なので、事故防止のために足元となる家具の天板などを整理しておきましょう。
メイクーンのかかりやすい病気は?
猫によってかかりやすい病気もあります。
メインクーンの場合は以下のようなものがあります。
- 肥大型心筋症
- 多発性嚢胞腎
このような病気が発症しやすい傾向にあります。
遺伝的要因が大きく、防げない病気です。
万が一発症した場合には症状の進行を遅らせて、どのような病気かは知っておくといいでしょう。
肥大型心筋症
肥大型心筋症は心臓病の一つです。
若い頃から発症することもありますが、基本的には高齢のオスが多くかかりやすいです。
病気が悪化すると、突然大動脈血栓塞栓症で後ろ足が麻痺すると言われた症状で心不全を起こし、死亡する危険性があります。
病気が進行してから気づくことが多い病気なので、心臓の定期的なエコーチェックで症状が出る前から気をつけることが大切です。
多発性のう胞腎
多発性のう胞腎は、病気の根本的な治療法がないものでもあります。
初期には無症状ですが、腎臓に嚢胞(のうほう)が少しできてしまい、正常な腎臓の組織や機能に負担がかかり、腎臓の機能が低下することになります。
腎不全の症状が強く出る前に、安定した腎臓のエコー検査で見つけることができます。
メインクーンの性格や特徴について!日本でもでかい猫について解説のまとめ
メイクーンについていかがだったでしょうか?
私が一番面白いと思ったのはアライグマとの掛け合わせで生まれたという説が個人的に興味深かったです。
皆様はいかがだったでしょうか?
メイクーンはとても大きな猫ですが、とても甘えん坊でいつも一緒にいてくれる可愛らしい猫ちゃんです。
そんな楽しい時間を少しでも長く過ごされてください。
この記事の内容が、メイクーンとメイクーンの大好きな人のお役に立てれば何よりだと思っております。
最後まで記事をお読みいただき誠にありがとうございます。
メイクーン飼いたい。デカくてモフモフでかわいい pic.twitter.com/tO7yZAaUzk
— SHIBA (@turn__left) May 28, 2017